医療費はこうして払われる

医療機関の窓口で支払うのは医療費の一部

被保険者であるみなさんや、被扶養者(家族)が病気やケガをしたときは、医療機関の窓口へ保険証を提示し、医療を受けてから医療費の一部に相当する自己負担額を支払います。

ところが、実際にかかる医療費は、それだけですむわけではありません。医療機関は残りの医療費(7~9割)を、社会保険診療報酬支払基金(支払基金と略します)という機関を経て、健康保険組合に請求します。健康保険組合では、その請求書にまちがいがなければ、支払基金を通じて、医療機関に医療費の支払いをしているのです。

医療費支払いの財源はみなさんの保険料~医療費通知を確認しよう~

みなさんは窓口で支払う額が小さいので、つい医療費は安いものだと考えてしまいがちですが、実際は、それは医療費の一部であることに気をつけてください。また、健康保険組合が支払う医療費の財源も、そのほとんどがみなさんご自身と事業主がおさめている保険料によってまかなわれています。

医療支払いのしくみ

みなさんが病気やけがで医者にかかると、病院では、その治療費を1カ月分ごとにまとめて、保険者(健康保険組合など)に請求し、支払いを受けるのがたてまえです。しかし、全国には何万もの病院があり、保険者も何千もあります。それが、個々に請求し、支払いをしていたのでは、事務がたいへん繁雑になってしまいます。

そこで、実際には社会保険診療報酬支払基金という機関を通して請求・支払いをすることになっています。支払基金では、病院から回ってきた請求明細書をチェックし保険者に請求してきます。支払いも、保険者が支払基金に支払い、支払基金から各病院に支払われることになります。

これを図示すると次のとおりです。高額療養費や一部負担還元金、家族療養付加金の支払い時期が診療月の3カ月後になるのは、このように、医療費の請求が支払基金を経由して健康保険組合に届くようになっているからです。

医療費支払いのしくみ