健保からのお知らせ

2015/8/3

(健康づくりWEBかわら版2015年8月号)『健康食品』について

(転載)日本予防医学協会

    健康づくりWEBかわら版 2015年8月号より

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   何がどう違う?‘健康食品’

         

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私たちの身の回りには多くの健康食品があります。そのような中、

今年の4月1日に食品表示法が施行され、新たに「機能性表示食品」制度

が始まりました。

(http://www.caa.go.jp/foods/index.html)

そこで今回は『健康食品』に関するお話です。

 

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★ そもそも健康食品とは? ★

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普段の生活の中でよく耳にする‘健康食品’。この言葉を聞いて

何を思い浮かべますか?特定保健用食品、栄養機能食品、機能性

表示食品、サプリメントなど、様々な食品が思い浮かぶかと思い

ます。

それではこの、健康食品の定義とは何でしょうか?実は行政的

な定義はなく、一般的には「健康の保持増進に資する食品全般」

のことを示しています。対象は何らかの疾患を有していない成人

(妊産婦や妊娠を計画している方を除く)です。以下がよく目にす

る健康食品になります。

 

●特定保健用食品

 消費者庁および食品安全委員会の審査を経て、ある一定の科学

 的根拠を有することが認められたものについて、消費者庁長官

 (平成21年8月末までは厚生労働大臣)の許可を得た食品。「お

 腹の調子を整えます。」などというように、特定の保健の用途

 に適する食品であることが、許可マークとともに表示されてい

 ます。

 

●栄養機能食品

 身体の健全な成長、発達、健康の維持に必要な栄養成分の補給・

 補完を目的に、12種類のビタミン、5種類のミネラルの含有量

 が国の基準を満たしている製品。国の基準が満たしていれば、

 国への届出や審査を受けなくても販売することが可能です。

 

●機能性表示食品

 平成27年4月1日から新たにできた食品です。機能性を表示す

 ることが出来る食品は、これまで主に上記2つの食品に限られ

 ていましたが、機能性を分かりやすく表示した商品の選択肢を

 増やし、消費者がそうした商品の正しい情報を得て選択できる

 ことを目的に、この制度が作られました。販売前に安全性や機

 能性の根拠などについて、あらかじめ消費者庁に届出が必要と

 なっています。ただし、特定保健用食品とは異なり、食品ごと

 に消費者庁長官の許可を得ているわけではありません。事業者

 の責任において、適正な表示がされています。

 

●サプリメント

 健康食品と同様、行政的な定義はありませんが、一般的には

「特定成分が濃縮された錠剤やカプセル形態の製品」のことを

 いいます。ビタミンやミネラルが栄養機能食品の規格基準を

 満たしているものは、栄養機能食品と表示されています。

 

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★ 健康食品に関する○×クイズ ★

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Q1. 健康食品は医薬品と一緒!?

A1. 答えはノーです。私たちが口から摂取するもののうち、医薬

   品および医薬部外品以外のものは全て食品になります。その

   ため、健康食品を摂取しているからといって、病気が治った

   り、軽減したり、予防できるものではありません。

 

Q2. 食品だから安心・安全だよね!?

A2. これも答えはノーです。原材料の中には、アレルギー症状

   を起こす可能性のあるもの、持病によってはその病状を悪

   化させる恐れがあるものなどが含まれていることもあります。

   また、食事以外からも栄養を摂取することで過剰症を引き起

   こしたり(例えばビタミンAの過剰摂取で吐き気や頭痛、めま

   いなどが起こる場合があります)、服薬中の場合は飲み合わ

   せが悪いことで、副作用などが起こる可能性もあります。服

   薬治療が行われているときには、事前に医師・薬剤師に相談

   しましょう。

 

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★ 健康食品を利用するうえで大切なこと ★

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●まずは食生活を振り返る

 健康食品を利用することが悪いわけではありませんが、まずは

 1日3食の食事でバランス良く食べ、栄養が過不足無く摂取で

 きるように意識することが大切です。

 

●パッケージを確認し、注意事項などを守る

 食品のパッケージには、注意事項や一日あたりの摂取目安量、

 摂取の方法などが表示されています。思わぬ健康障害を未然に

 防ぐためにも、事前に内容を確認し、守るようにしましょう。

 

●健康食品を摂取して体調に異変を感じたら、直ちに摂取を中止し、

 速やかに医療機関を受診しましょう。また、パッケージにお客様相

 談窓口や事業者の連絡先が記載されていますので、相談しましょう。

 

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★ 最後に・・・ ★

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今回の新制度により、更に取捨選択の幅が広がった食品の世界。

情報を得る手段もテレビやラジオ、広告、インターネットなど

多岐にわたります。誇大広告や魅惑的な言葉に踊らされること

なく、客観的に情報収集し、上手に健康食品を活用しましょう。

詳しく知りたい場合は、以下のサイトをご参照ください。

 

1)おしえてラベルくん 健康増進法に基づく食品表示ガイド

 http://www.caa.go.jp/foods/pdf/syokuhin881.pdf

 

2)健康食品を正しく理解しよう

 http://www.kokusen.go.jp/wko/pdf/wko-201306_01.pdf

 

3)健康食品の安全性・有効性情報(独立行政法人国立健康・栄養

 研究所)

 http://hfnet.nih.go.jp/

                          以 上