健保からのお知らせ

2018/7/3

(健康づくりWEBかわら版2018年7月号) 『食中毒』について

(転載)日本予防医学協会
    健康づくりWEBかわら版 2018年7月号より
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

夏の食中毒対策を徹底しましょう! 

         
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
夏はレジャーやイベントがたくさんあり楽しいシーズンですね。
しかし、湿度や気温が高くなると心配されるのが食中毒です。
よく報道されるのは飲食店で発生した食中毒事故などが多いです
が、食中毒は飲食店だけでなく家庭でも起こります。

そこで今回は『食中毒』に関するお話です。

———————————————————-
★ 夏に発生しやすい食中毒は? ★
———————————————————-
食中毒は細菌やウイルスに汚染された飲食物や、フグの肝、毒キ
ノコなどの有害物を飲んだり食べたりすることによって起こりま
す。
その中で梅雨時から夏にかけて発生件数や重症例が多いものは
“細菌”が原因である食中毒です。

【主な食中毒菌】(カッコ内…主な感染源/潜伏期間)

・カンピロバクター(鶏卵・食肉/1~7日)
・サルモネラ菌(鶏肉/6~72時間)
・黄色ブドウ球菌(調理者の手指/1~5時間)
・腸炎ビブリオ(魚介類/8~24時間)
・腸管出血性大腸菌【O157】(食肉/3~8日)
・ウェルシュ菌(煮込み料理/6~18時間)

【主な症状】
激しい腹痛、下痢、吐き気、嘔吐、発熱など

———————————————————-
★ こんな人は特に要注意! ★
———————————————————-
次の項目に当てはまる方は、食中毒の症状が重くなる可能性があ
ります。

●乳幼児や高齢者
●妊娠中
●肝臓疾患、癌、糖尿病の治療中
●貧血(鉄剤を飲む必要のある方)
●胃腸に問題がある(胃腸の手術を受けた、胃酸が少ない等)

食中毒の症状が現れたら、受診をすると共に、上記内容に当ては
まっていることを主治医に報告しましょう。

———————————————————-
★ 予防のポイント ★
———————————————————-
食中毒から身を守る予防のポイントは次の5点です。

①細菌をつけない
 ・手やまな板、調理器具は調理前によく洗い、使用後は熱湯を
  かける。
 ・野菜は流水できれいに洗い、生肉や魚、卵を触った後は丁寧
  に手を洗う。
 
②細菌を移さない
 ・購入時、汁漏れを防止するため、肉や魚は1つずつビニール
  袋に入れ、氷や保冷剤をあてて持ち帰る。
 ・手や調理器具は食材が変わる毎に洗う。
 ・台所は清潔を保ち、布きん・タオル類は頻繁に取り換える。
 ・清潔な食器に料理を盛り付ける。

③細菌を増やさない
 ・食材購入後は出来るだけ早く冷蔵庫・冷凍庫へ入れる。
 ・冷蔵庫や冷凍庫は詰め込みすぎない。
 ・料理は長時間室温で放置しない。
 ・残った食品は小分けにし、清潔な容器で保存する。
 ・冷蔵でも長期の保存はせず、食べる際は十分に加熱する。

④細菌を死滅させる
 ・食品は中まで十分に火を通す(中心部:75度で1分以上)。
 ・加熱済みの食品でも食べる前に加熱する。
 ・冷凍食品の自然解凍は避け、冷蔵庫や電子レンジで解凍する。
  
⑤安全な食材を使う
 ・消費期限を過ぎた食品は使用しない。 

~食事での工夫~
殺菌作用や防腐作用のある食材(ワサビ、ショウガ、ミョウガ、
ネギ、ニンニク、タマネギ、梅干し等)を積極的に料理にとり入
れましょう。
また、腸内環境を整え免疫力を付けることも大切です。食物繊維
を多く含むキノコ類や豆類、海藻類、乳酸菌が豊富なヨーグルト
や納豆、ビタミンB群が豊富な豚肉は普段から食べておきたいで
すね。

———————————————————-
★ 最後に・・・ ★
———————————————————-
同じ食品を食べても、食中毒を発症するかどうかはその人の健康
状態とも関係しています。
過労や睡眠不足、過度なストレスがある方は、休養や栄養を十分
にとることを心掛け、体力をつけておきましょう。

※今回の記事は次の資料を参考・引用して作成しました。
厚生労働省HP「食中毒」
 
・農林水産省HP「食中毒から身を守るには」
 (http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/foodpoisoning/
                         以 上