健保からのお知らせ

2018/10/1

(健康づくりWEBかわら版2018年10月号) 『インフルエンザ』について

(転載)日本予防医学協会
    健康づくりWEBかわら版 2018年10月号より
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 インフルエンザ流行に備えよう!
         
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最近では毎年のように冬季に発生するインフルエンザ。今年度も
既に一部学校での集団発生による学級閉鎖の情報も出てきており、
今後さらなる流行が懸念されます。
そこで今回は『インフルエンザ』に関するお話です。

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★ インフルエンザとは ★
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インフルエンザは、インフルエンザウイルスを病原とする気道感
染症ですが、「一般のかぜ症候群」とは分けて考えるべき「重く
なりやすい疾患」です。
【感染症発生動向調査週報(IDWR)2005年第8号掲載】

飛沫感染といい、咳やくしゃみをすることで、ウイルスが3~5
メートルも飛ぶため、それらを吸い込んだ周囲の方に感染し、流
行しやすくなります。

また、インフルエンザウイルスにはA、B、Cの3型があり、流
行的な広がりを見せるのはA型とB型です。そのため、1年に2
回かかる方もいます。

【典型的な症状と経過】
突然の高熱、頭痛、全身倦怠感、筋肉痛が現れ、咳や鼻水などの
上気道症状が出現します。
普通のかぜ症候群と比較し全身症状は強く出ますが、1週間程度
で軽快していきます。

なお、子供ではまれに急性脳症を起こすことがあります。また、
高齢者や呼吸器・循環器・腎臓の慢性疾患を持つ方、糖尿病・免
疫不全の方は、肺炎を伴うなど重症化しやすいため、注意が必要
です。

【ウイルス排出期間】
一般的に発症前日と発症後少なくとも3~7日間は鼻やのどから
ウイルスを排出すると言われています。出勤や外出などの可否に
ついては、医師の指示に従うようにしましょう。
参考までに、学校保健安全法では、インフルエンザによる出席停
止期間を『発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日(幼
児にあっては3日)を経過するまで』としています。ただし、病
状により学校医その他の医師において感染のおそれがないと認め
たときは、その限りではありません。

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★ インフルエンザの予防・対策 ★
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予防するための対策として、
・流行期には人込みを避ける
・外出時のマスクの着用
・外出後のうがい・手洗いの励行によりウイルスの侵入を防ぐ
・十分な栄養や休養を取ることにより免疫力を高める
・十分な加湿や換気によりウイルスを除去する
などが挙げられます。

しかしながら、予防の基本として重要なのは流行前にワクチン接
種をすることです。日本では流行のピークが1月末~3月上旬の
ため、12月中旬までにはワクチン接種を終えることが望ましいと
されています。
参考までに、インフルエンザワクチン接種後効果が出現するのは
約2週間後と言われ、効果は5か月間程度持続すると言われてい
ます。

ワクチン接種によって感染することや発症することを完全には予
防出来ませんが、高齢者においては死亡の危険を80%、入院の
危険を約50~70%減らすことが期待され、重症化を防止して
くれます。
65歳以上の高齢者や、60歳以上65歳未満の心臓や腎臓・呼
吸器の疾患を持たれている方は予防接種法に基づく定期のインフ
ルエンザ予防接種対象者となっています。感染予防、重症化予防
のために、医療機関にてご相談ください。

なお、毎年ワクチン不足の情報がありますが、今シーズンは過去
5年間の平均使用量を上回る2650万本を製造する予定と厚生労働
省からの報告があります(平成30年9月12日)。
   
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★ もしインフルエンザの症状が出てしまったら ★
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予防を講じても、残念ながら発症される方もいます。
突然の発熱や全身倦怠感、関節痛や筋肉痛などの症状が出現した
際には、医療機関への受診を検討してください。診断するための
迅速検査があります。
ただし、症状出現時から半日程度経過しない際は、ウイルスが増
殖している段階にて、本当はインフルエンザなのに検査が陽性と
して出ない可能性があります。
高齢者や持病をお持ちの方などに関しては、検査ができる段階ま
で我慢することで重症化する懸念があります。体調が悪い際は早
期に医療機関にご相談ください。

もちろん、医療機関で蔓延させないためにも、マスク着用などの
対応は必ず行うようにしましょう。

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★ 最後に・・・ ★
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毎年10月下旬頃よりインフルエンザの発生報告数が増加してい
ます。普段より抵抗力を高める身体づくり、マスク着用やワクチ
ン接種による予防策を心掛けるようにしましょう。

内科医 伊佐

※今回の記事は次の資料を参考・引用して作成いたしました。
・NIID 国立感染症研究所ホームページ
   https://www.niid.go.jp/
・厚生労働省ホームページ インフルエンザQ&A
   https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/qa.html

(日新電機健保より)
 当組合では、カフェテリアプラン制度で各種予防接種の接種料の9割を補助
 しています。ご活用ください。
                             以 上

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