健保からのお知らせ

2018/1/5

(健康づくりWEBかわら版2018年1月号) 『VDT症候群』について

(転載)日本予防医学協会
    健康づくりWEBかわら版 2018年1月号より
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目の保養!?ではなく眼を保養!!『VDT症候群』
           
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今やデスクにパソコンは当たり前になりました。それに伴って心
身に不調を感じることも多いのではないでしょうか。
そこで今回は『VDT症候群』に関するお話です。

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★ VDT症候群とは ★
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パソコンなどのディスプレイやキーボードなどで構成されるVD
T(ビジュアル・ディスプレイ・ターミナル)を使った長時間の
作業により、眼・身体・心に影響の出る病気で、別名“IT眼症
”とも呼ばれています。

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★ 原因 ★
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●明るさ
 作業時に照明や外光がディスプレイに映り込んだり、画面が明
 るすぎたりすると、明るさの調整やピント調整といった“眼の
 機能”に負担がかかり疲れ目の原因となります。
 デジタルディスプレイから発せられるブルーライトは、眼・身
 体・心に負担をかけると言われています。

 ※ブルーライトとは
  波長が380~500nm(ナノメートル)の青色光のことです。
  紫外線に近い波長を持つもので、角膜や水晶体で吸収されず
  に網膜まで達します。
 
●姿勢
 長時間同じ姿勢をとったり、机や椅子の高さ、ディスプレイ/
 キーボード/書類の位置関係/によって無理な姿勢や不自然な
 姿勢となることで、肩こりや腰痛などの原因となります。

●時間
 長時間のVDT作業は、眼の負担を大きくするだけでなく、肩
 や腰回りの筋肉の緊張が続き、肩こりや腰痛などの原因となり
 ます。

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★ 症状 ★
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●眼の症状
 眼の疲れ/視力低下/かすみ目/物がぼやけて見える/痛み/
 充血/まぶたのピクピク/ドライアイ/などです。
●眼以外の身体の症状
 首や肩のこり/倦怠感/首から肩や腕にかけての痛み/などの
 症状があります。慢性的になると、背中の痛みや手指のしびれ
 など、様々な症状につながります。
●心の症状
 頭痛/疲労感/イライラ/抑うつ症状/不眠/無気力状態/な
 どの症状がみられることがあります。

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★ 予防と対策① ~作業環境を整えましょう~ ★
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・目の位置から画面までは40㎝以上になるようにする。
・画面は、視線が水平より少し下向きになる角度にする。
・肘の角度は、90度以上でキーボードまで自然に手が届くように
 する。
・椅子に深く腰をかけて背もたれに背を十分にあて、足の裏全体
 が床に接するようにする。
・書類と目の距離は、画面からの距離とあまり差がない程度に配
 置する。
・室内の明るさは、新聞の文字が無理なく読める程度を目安にす
 る。
・室内は明暗のコントラストを少なくしたり、ブラインドやカー
 テンなどを利用したりしてまぶしくないよう調整する。
・天井/照明/窓光が反射しやすい家具などがパソコン作業時の
 モ二ター画面に映りこまないよう設置場所を工夫し、目に直接
 風が当たらないようにする。

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★ 予防と対策② ~その他~ ★
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①1日の連続作業時間が長くなるほど、目に関する訴えが多くみ
 られるようになります。他の作業を組み込むなど、連続作業は
 1時間を超えないようにしましょう。また、連続作業の間に10
 ~15分の休憩をとるようにしましょう。遠くの景色を眺めたり、
 眼を閉じたりするとより効果的です。
②時々適度に身体を動かして、緊張をほぐすようにしましょう。
 短時間しか休めないときは、キーボードやマウスから一度手を
 離し、身体の両側に両腕を垂らして手を休めるとよいでしょう。
③メガネやコンタクトは度の合ったものを使いましょう。液晶モ
 ニターが発する光「ブルーライト」から目を保護するパソコン
 専用メガネもあります。
④食事は偏らないよう、バランスよく食べる事を心がけましょう。
 「アントシアニン」は抗酸化力が強く、紫外線の影響を受けや
 すい眼を守る効果が期待できます。ぶどう/ブルーベリー/赤
 じそ/レッドキャベツ/なす/などに含まれます。
⑤異常を感じたら、早めに医療機関で診てもらいましょう。

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★ 最後に・・・ ★
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仕事で長時間のVDT作業になる場合は、プライベートでパソコ
ンやスマ―フォンの利用を短くしたり、画面の照明を少し落とす
などして眼や身体を守りましょう。

※今回の記事は次の資料を参考・引用して作成しました。
・「VDT作業における労働衛生管理のためのガイドライン」厚生
  労働省
・「VDT症候群」参天製薬HP 目の百科事典
・「VDT症候群について」ECP Medical Book HP
・「VDT症候群のさまざまな症状」ヘルスケア大学HP
・「ブルーライトとは」ブルーライト研究会HP
・「栄養成分バイブル」主婦と生活者出版
                           以上