健保からのお知らせ

2016/11/1

(健康づくりWEBかわら版2016年11月号)スマホで歯が抜ける? 『TCH_歯列接触癖』

(転載)日本予防医学協会

    健康づくりWEBかわら版 2016年11月号より

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   スマホで歯が抜ける?

         

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近年スマートフォン(以下、スマホと略す)の利用者数が増え、

電車内を見回すと、ほとんどの方がスマホを片手にうつむき、使

用していない人の方が断然少ないように思います。スマホを長時

間利用していると、肩こりや首の痛みを感じる方は多いと思いま

す。でもこれだけではないんです。

もしかしたら歯が抜けるかも?!

そこで今回は、スマホやパソコン作業姿勢に関連する『 TCH_歯

列接触癖 』に関するお話です。

 

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★ TCH(Tooth Contacting Habit) ★

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長時間の下向き姿勢は、肩や首の痛み、頭痛、顎関節症を引き起

こすばかりか、歯にまで影響します。

例えば、歯肉に近い歯の根元がくさび状に削れて知覚過敏になっ

たり、歯が折れたり、歯周病の悪化により歯を失うことまであり

ます。

 

これは、TCH(Tooth Contacting Habit)と呼ばれる歯列接触癖

によるもので、下向きの姿勢が長いと起こると言われています。

 

まず、リラックスして真っ直ぐ正面を向いてください。

 ⇒ あなたの上下の歯はどうなっていますか?

 

上下の歯が接触している人はTCHです。

 

本来は上下の歯が3mm程離れています。

 

それでは、上下の歯が少し離れた状態で下を向いてみましょう。

 ⇒ 上下の歯はどうなりましたか?

 

必然的に上下の歯が接触するのが判るかと思います。

 

会話や食事をする時間を含めても接触時間は、1日20分程度が

正常だと言われています。下を向くと上下の歯は接触します。

 

弱い力でも、この状態が続くと顔の周りの筋肉の緊張が続き筋肉

痛や疲労が生じ顎関節も影響します。これは悪い癖になります。

また、知らず知らずのうちに強くくいしばったり(噛みしめ)、

歯ぎしりをするなどの大きな力が加わる癖がつくと、歯に過重な

負担が掛かり症状が重くなります。仕事など集中している時にく

いしばることが多く、筆者はシャンプーをする時にくいしばって

いることがよくあります。

歯ぎしりは、睡眠時の浅い眠りの時にすることが多く、ストレス

が原因であることが多いようです。

なお、子どもも、歯ぎしりをしますが、これは成長過程のひとつ

で問題がない場合がほとんどです

 

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★ まずはTCHに気付くことが大事! ★

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上下の歯が接触したままになっていることや、くいしばり、噛み

しめ、歯ぎしりなどは良くない癖であることを認識し改善しまし

ょう。

 

・付箋に『歯は離してリラックス』などと書き、目のつく場所に

 複数枚貼ります。くいしばりや噛みしめを自覚したら、意識的

 に歯を離し”フー”と息を吐きながら肩や舌の力抜く。

 この動作を繰り返すことで習癖の改善を図ることができる。

・就寝中の歯ぎしりは、自分で意識して改善することは難しいた

 め、マウスピースの装着など歯科医院に相談する。

 

背筋を伸ばし姿勢を正しましょう。

 

・長時間のパソコン作業や同姿勢での集中作業後は休憩をとり、

 軽く体を動かし筋肉をほぐす。

・高い枕は噛みしめやすくなるので避ける。

・リラックスしたイメージ、楽しい経験を考えて休む。

 

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★ 最後に・・・ ★

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仕事中もプライベートも四六時中何らかの端末に囲まれ操作し続

けている方はとても多いと思います。

 

今では言葉もままならない乳幼児でも、スマホをスワイプする位

ですから、現代の生活ではスマホやタブレット、今後も次々登場

するであろう何らかの端末はもう生活必需品でしょう。

 

変わりゆく現代の生活環境を踏まえて、大人も子どもも心身の

健康を考える必要があるかもしれません。

 

 

※今回の記事は次の資料を参考・引用し作成。

・ブラキシズム/医歯薬出版株式会社(2008) 

・日経おとなのOFF元気な目と歯になる/日経BP社(2014.6)

                           以 上