健保からのお知らせ

2016/1/7

(健康づくりWEBかわら版2016年1月号)「冷え症」と「隠れ冷え」

(転載)日本予防医学協会

    健康づくりWEBかわら版 2016年1月号より

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     冬でもぽかぽか習慣!

         

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寒い日が続いていますね。この時期に多い「冷え」は女性の悩み

と思われがちですが、近年男性でも自覚症状がない「隠れ冷え」

が増えています。また、冷えは様々な病気や不調に関連している

ことをご存知でしたか?

そこで今回は『身体の冷え』に関するお話です。

 

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★ 「冷え症」と「隠れ冷え」って? ★

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冷え症は、手足など身体の一部、または全身が冷え、それを苦痛

と感じている状態です。

一方、隠れ冷えは、手足など末端が冷えていても自覚していない

場合や、手足は温かくても身体の中心部分(内臓)が冷えている状

態です。

冷えを確認する方法として、朝起きた時に、脇よりもお腹や太も

もが冷たい場合は、身体に冷えがあります。

 

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★ 冷えはどうして起こる? ★

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①熱を作れない(代謝の低下)

食物が消化吸収されて代謝される過程で熱が作られるため、食事

を抜くと体温が上がりません。また、筋肉はエネルギーを消費し

ながら熱を発生している熱源であるため、筋肉が少ないと熱の産

生も少なくなります。

 

②熱を運べない(血行不良)

熱は血液によって運ばれるため、じっとしている状態では血流が

滞り、手足など先の方まで熱が届きにくくなります。また、スト

レスや睡眠不足などにより交感神経優位の状態が続くと、血管が

収縮し血行不良となり、冷えを招きます。

 

③熱を調整できない(外的要因)

薄着でいると、身体の熱が外に逃げやすく、冷えに繋がります。

また、冷たい食べ物や飲み物を摂りすぎると、内臓から冷えてし

まいます。

 

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★ 冷えを放置すると・・・ ★

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「冷えは万病のもと」と言われるように、冷えは様々な病気や不

調を引き起こします。

冷えがもたらす不調の代表的なものには、手足の冷感、貧血、頭

痛、肩こり、腰痛、不眠、疲れやすさ、イライラ、肌荒れ、月経

痛や月経前症候群(PMS)などがあります。

 

なお、体温が低下すると、免疫細胞や酵素の働きが弱まり、免疫

力や代謝が低下します。

免疫力が低下すると、風邪やインフルエンザなどの感染症や、喘

息などのアレルギー疾患にかかる危険性が高まります。

また、代謝が低下すると、肥満や糖尿病、脂質異常症などの生活

習慣病の危険性が高まります。

 

しかし、身体を温めると、全身の血行が良くなり、免疫細胞や代

謝機能も良好に保たれ、心と身体がリラックスします。そこで、

冷えから身体を守る「ぽかぽか習慣」を始めてみましょう。

 

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★ 冷えを避け、身体を温めるポイント ★

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①熱を作る(代謝アップ)

・1日3食、規則正しく食べる

食事は体温維持の役割も果たしています。規則正しい食事で、コ

ンスタントに熱を作り出しましょう。

 

・食事は良く噛んで食べる

良く噛むことで消化吸収が良くなり、代謝が促進されるだけでな

く、脳の神経系に作用し、内臓脂肪の燃焼が促進されるため、熱

の産生が高まります。一口30回を目標に良く噛んで食べましょう。

 

・筋トレをする

腹筋運動や腕立て伏せ、スクワットなどで筋肉量を増やし、熱の

産生を高めましょう。

 

②熱を運ぶ(血行改善)

・ウォーキングをする

歩くことにより、「第2の心臓」と言われる足のポンプの働きで、

血行が促進されます。歩幅を大きくとって、少し速いスピードで

歩くと、代謝もアップします。

 

・湯船につかる

38~40度の湯に20~30分ほどつかれば、身体が芯から温まり、血

行改善とともにリラックス効果も得られます。

 

・湯船につかれない時は、足浴や手浴を行う

手浴は手首の上から指先まで、足浴はくるぶしの上くらいから足

先まで湯につける方法です。手浴は主に上半身、足浴は全身の血

行改善に効果的です。

 

・ストレッチやマッサージをする

ストレッチやマッサージは血行を促し、代謝アップやリラックス

効果も得られます。

 

・睡眠をしっかりとる

夜更かしはせず、早めの就寝を心がけましょう。

 

・ストレス解消、気分転換をする

自分なりのリラックス法や気分転換法を見つけましょう。

 

③熱を調節する

・お腹、腰、太ももを温める

血管が多く集まっているので、このポイントを温めると血液循環

によって全身が温まります。腹巻きやひざ掛けを活用しましょう。

 

・首、手首、足首を冷やさない

太い血管が通っているので、冷たい外気に触れると熱を奪われや

すい場所です。マフラーや手袋、靴下などを活用しましょう。

 

・マスクで冷たい空気を身体に入れない

マスクはウイルスをカットするだけでなく、鼻やのどの粘膜、気

管支を冷えから守り、熱が奪われるのを防ぐ効果があります。

 

・料理や飲み物は温かいものを摂取する

意識して温かいものを取り入れましょう。また、冷たいものには、

温かいものを組み合わせる工夫が必要です。

 

・身体を温める食材を使う

香味野菜(生姜、ねぎ、にんにくなど)や香辛料(コショウ、唐辛

子など)、根菜類(大根、にんじん、ごぼうなど)、青背の魚(あじ、

さば、ぶりなど)があります。

 

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★ 最後に・・・ ★

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「冷えは万病のもと」になりますが、温めれば、万病を避けるこ

とが期待できます。是非、新しい年のスタートと共に、冷えから

身体を守る「ぽかぽか習慣」を始めましょう。

                         以 上