健保からのお知らせ

2015/2/4

(健康づくりWEBかわら版2015年2月号)疲れたときには要注意!! 『帯状ほうしん』

(転載)日本予防医学協会

    健康づくりWEBかわら版 2015年2月号より

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   疲れたときには要注意!!

         

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年度末を控え、忙しい日々を過ごしておられる方も

多いのではないでしょうか。

そのような疲れがたまりやすいときに注意してほしい

病気があります。今回は『帯状ほうしん』に関するお話です。

 

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★ 帯状ほうしんについて ★

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帯状ほうしんは、多くの人が子どものときにかかる

水ぼうそうのウイルス(水とう・帯状ほうしんウイルス)によって

起こる病気です。

 

このウイルスは、水ぼうそうが治った後も身体の神経節と

呼ばれる部分に潜んでいて、免疫力が低下したときに

活動を再開し、帯状ほうしんを引き起こします。

 

以前は高齢者に多い病気でしたが、最近では若い年代にも

増えているといわれています。

 

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★ 症状と経過 ★

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帯状ほうしんになると、神経の流れに沿った帯状の赤いはん点や

水ぶくれといった皮膚の症状とともに痛みが起こります。

 

【経過】

①皮膚にチクチクするような痛みやかゆみなどが現れます。

 帯状ほうしんは胸やお腹、背中に起こることが多いですが、

 顔や手足など全身いずれの場所でも発症します。

 

②痛みを感じた場所にブツブツとした赤いはん点ができ、

 水ぶくれとなって帯状に広がります。

 

③水ぶくれが“かさぶた”となり、皮膚の症状はおさまります。

 ほとんどの場合、皮膚の症状が消えるとともに痛みも

 無くなります。

 

このような症状は身体の左右どちらか片側だけに起こり、

1度に2ヶ所以上の場所に現れることはほとんどありません。

痛みが起こり始めてから“かさぶた”が治るまでは

約3週間から1ヶ月程度かかります。

 

~痛みが消えない?!~

炎症が強く神経が傷ついた場合は、皮膚の症状が消えても

痛みが消えずに、痛みが慢性的に続く帯状ほうしん後神経痛に

移行することがあります。

 

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★ 原因と予防 ★

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帯状ほうしんは、身体の免疫力が低下することで起こります。

免疫力が低下する原因には、過労や大きなストレス、ケガ、

病気などがあります。

 

無理をしないで栄養と睡眠を十分にとり、

規則正しい生活を心がけて免疫力の低下を防ぐことが大切です。

 

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★ 治療 ★

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ウイルスの増殖を抑制する「抗ウイルス薬」と、

痛みを和らげる「消炎鎮痛薬」が代表的な治療方法です。

尚、帯状ほうしんの痛みは、冷やすとかえって強くなるため、

なるべく温めるようにします。

 

早期に治療を行うことは症状の悪化を防ぎ、

皮膚や神経のダメージを軽くすることに繋がります。

「帯状ほうしんかも?」と思ったら、できるだけ早く皮膚科を

受診して、治療を始めるようにしましょう。

 

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★ 帯状ほうしんってうつるの? ★

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帯状ほうしんは、自分の体内に潜んでいたウイルスが

再び暴れだすことによって起こる病気であるため、

他の人にうつることはありません。

 

しかし、水ぶくれの中にはウイルスがいるため、水ぼうそうに

かかったことのない人はウイルスに感染して、水ぼうそうを

発症する可能性があります。

 

“かさぶた”に変わるまでは感染する可能性があるため、

それまでは水ぼうそうにかかったことのない人との接触は

避けるようにしましょう。

 

また、患部との接触によってウイルスは感染するため、

患部をガーゼでしっかり覆う、患部を触った後の手洗いの

徹底などを行い、他の人への感染を予防しましょう。

 

尚、水ぶくれが全身に点々と広がっている場合は、空気感染を

起こすようになりますので、詳しい感染の予防方法に

関しましては、医師に確認するようにしましょう。

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★ 最後に・・・ ★

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免疫力が低下した状態は、帯状ほうしんの他にも病気や

体調不良などを引き起こしてしまうこともあります。

忙しい日々の中でもしっかり休息をとり、疲れをためないように

していきましょう。

                        以 上