健保からのお知らせ

2014/12/19

(健康づくりWEBかわら版2014年12月号)『お酒』について

(転載)日本予防医学協会

    健康づくりWEBかわら版 2014年12月号より

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

  お酒にまつわるエトセトラ 

         

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 これから、クリスマス、忘年会、お正月などお酒が付き物の

行事が目白押しです。

そこで今回は『お酒』に関するお話です。

 ———————————————————-

★ 知っていますか?お酒に関する法律 ★

———————————————————-

【アルコール健康障害対策基本法】 2014年6月施行   

  アルコールの有害な使用の低減、国によるアルコールの

  社会規制システム作りを目指す法律

 

【道路交通法】

「酒気帯び運転等の禁止」 違反点数もあります。

  ○酒酔い運転:5年以下の懲役又は100万円以下の罰金 

  ○酒気帯び運転:3年以下の懲役又は50万円以下の罰金

 運転者以外に、酒類提供者や車両提供者、同乗者にも処罰が

 課せられるなど、飲酒運転に対する厳罰化が進んでいます。

 

その他にも法律はありますし、地域によってはお酒に関する条例

を定めているところもあります。興味のある方は是非、調べてみ

てください。

 

———————————————————-

★ 適度な飲酒量の目安★

———————————————————-

適度な飲酒量は、成人男性の場合、純アルコール換算量

が1日約20g以下とされています。

 例えば、 ビール約500ml (中瓶1本) 

      日本酒1合弱

      25度焼酎約100ml  

      ワイン約2杯

      チュウハイ約350ml

      ウィスキーダブル約1杯 などです。

 

女性の場合は、体格の違いから一般的に男性よりもアルコール

分解が遅くなるので、男性の半分の量が適量です。

65歳以上の方やお酒を飲んで顔が赤くなる方は、上記の量よりも

さらに控えましょう。

 

———————————————————-

★ 飲み過ぎによる健康障害 ★

———————————————————-

 ○急性アルコール中毒 

 ○すい臓病、糖尿病

 ○痛風 

 ○メタボリックシンドローム 

 ○肝炎、肝硬変

 ○がん(口腔、咽頭、喉頭、食道、肝臓、大腸、乳)

 ○認知症、うつ、自殺 

○アルコール依存症

その他にもアルコールは、ほぼ全ての消化管に影響するため、

様々な疾患や症状の原因になります。    

 

———————————————————-

★ お酒と上手に付き合う方法 ★

———————————————————-

①空きっ腹では飲まない

 空腹時にアルコールを飲むことで、血中濃度が急速に上がり、

 悪酔いや急性アルコール中毒を引き起こしやすくなります。

 飲む前には軽く腹ごしらえをしましょう。出来れば揚げ物は

 控え、豆や 乳製品、魚など良質のたんぱく質を含むものを

 選びましょう。

 特に、枝豆はアルコールの分解を促進し、肝臓の負担を軽減

 する効果がありますよ。

  

②お酒と一緒にお水を飲む

 アルコールには脱水作用と利尿作用があります。脱水予防の

 ためにお酒と同量以上のお水を飲みましょう。

 

③ちゃんぽんには注意

 ちゃんぽんとは、色々な種類のお酒を飲み合わせることで、

 お酒の種類が変わると目先が変わり飲み過ぎる恐れが

 あります。種類を変えるときはペースを下げましょう。

 

④お薬を内服中は、飲酒しない

 薬とお酒を併用することで、薬の効果を必要以上に強め、

 思わぬ副作用が現れたり、逆に薬の効果を弱めてしまうことが

 あります。場合によっては肝臓内の酵素が薬の成分を変化させ

 重篤な状態に陥ることもあります。

 

⑤妊娠中、授乳中はお酒を飲まない

 妊娠初期にお酒を飲むことで胎児性アルコール症候群

(低体重児・精神発達遅滞・特徴的な顔貌など)がみられる

 可能性があります。授乳中は母乳にもアルコールが入り、

 乳児の発達を妨げる恐れがあります。

 

⑥週に2日以上の休肝日

 飲酒によって肝臓を酷使すると、障害が出やすくなります。

 また、消化管の粘膜も荒れてきますので、臓器の修復のために

 休肝日を設けましょう。飲酒する日をコントロールすることで

 依存症の予防にもなります。

 

———————————————————-

★ 最後に・・・ ★

———————————————————-  

 飲酒により失いがちなカリウムやビタミンが豊富に含まれて

 いる果物は、飲酒後の身体にオススメです。特に柿には、

 お酒の代謝産物であるアセトアルデヒドの分解を早める効果が

 あります。上手にお酒と付き合いながら、ルールを守って

 楽しい時間を過ごしましょう。

                           以 上