健保からのお知らせ

2020/3/3

(健康づくりWEBかわら版2020年3月号) 大腸がん について

(転載)日本予防医学協会
    健康づくりWEBかわら版 2020年3月号より
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 

 

Σ(゜д゜lll)ガーン 
  日本で1番かかっている?! 大腸がん
                                      
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

長寿国日本と呼ばれるようになっていますが、死因のTOPは悪性新
生物「がん」です。日本人の約2人に1人ががんにかかり、約3
人に1人ががんで亡くなっており、もはや万が一ではなく2分の
1なのです。そのがんの中で日本人が最もかかっているがん、そ
れは「大腸がん」です。
そこで今回は『大腸がん』に関するお話です。

———————————————————-
★ 大腸がんの動向 ★
———————————————————-
「国立がん研究センター がん登録・統計」による2019年のがん
統計予測によると・・・

 男性 罹患数:第1位 死亡数:第3位
 女性 罹患数:第2位 死亡数:第1位
 全体 罹患数:第1位 死亡数:第2位

毎年10万人以上が大腸がんにかかっており、死亡率も高くなって
います。

好発年齢:50歳~70歳代
好発部位:肛門に近いS状結腸や直腸

早期に発見し転移などなければ、内視鏡にて切除等の治療が可能
です。進行している場合で切除が可能であれば、根治的手術とし
て、腸管の切除や人工肛門造設等があります。また、転移や身
体状況に合わせ、化学療法や放射線療法などの選択も考えます。

———————————————————-
★ 大腸がんの要因と対策 ★
———————————————————-
【要因】
①加齢
②大腸の病気にかかったことがある
③肥満
④喫煙
⑤飲酒
⑥運動不足   など

【対策】
 ○食べ過ぎや偏った食事を控える!
 〇野菜や豆類などの食物繊維を積極的に摂取する!
 〇日常生活の中で歩くことを意識するなど身体を動かす!
 〇毎日体重を測定する!
 〇できれば禁煙にチャレンジを!
 〇飲酒回数や飲酒量を減らす!
     
———————————————————-
★ とにもかくにも『早期発見・早期治療』 ★  
———————————————————-
大腸がんは初期には自覚症状がほとんどありません。症状が現れ
ている場合には、既に進行し完全に治すことが難しい段階である
ことがほとんどです。

【自覚症状】
便秘・下痢・血便・腹痛・便が細くなる など

早期の段階で発見でき、適切な治療を受けることができれば、ほ
ぼ100%と治すことが可能と言われています。また、大腸がん検
診をしっかり受診していれば、約90%の確率で適切な治療や手術
が受けられる段階での大腸がんを発見することができます。

【検診での検査】
・便潜血検査
 大腸がんがあると腸の中で出血が起きやすくなるため、便の中
 に血液が混入しているかどうかを調べます。2日分の便を調べ、
 そのうち1回でも陽性になれば、精密検査として大腸内視鏡検
 査を受けます。

・大腸内視鏡検査
 小型カメラのついた内視鏡を肛門から大腸に入れ、大腸の中を
 観察する検査です。腫瘍やポリープがあれば、内視鏡で詳しく
 観察し、必要に応じて組織の採取や切除などの治療を行います。
 なお、大腸を空の状態にする必要があるため、前日や当日に下
 剤を内服します。

———————————————————-
★ 最後に・・・ ★  
———————————————————-
国の指針では、40歳以降は便潜血検査を毎年受けることを推奨し
ています。50歳を過ぎると発症頻度が高くなるので、1度は大腸
内視鏡検査を受けるようにすると良いですね。
なお、がん対策として重要なのは、『早期発見・早期治療』です。
検診の受診、二次検査の受診。その半日もしくは1日の行動が、
残りの364日・今後の人生を大きく左右します。
がん検診について再度考えてみませんか?
 

※今回の記事は以下を参考にいたしました。
・メディックメディア「病気が見える vol.1 消化器」第4版 p130-138
・国立がん研究センター がん情報サービス 一般の方向けサイト【2020.2.6閲覧】
 https://ganjoho.jp/public/index.html
・国立がん研究センター がん情報サービス がん登録・統計【2020.2.6閲覧】
 https://ganjoho.jp/reg_stat/index.html
・NHKテキスト きょうの健康 2017.1 p54-69
・NHKテキスト きょうの健康 2018.1 p50-65
                            以上