健保からのお知らせ

2020/11/2

(健康づくりWEBかわら版2020年11月号) 『インフルエンザW ithコロナ』

 

(転載)日本予防医学協会
    健康づくりWEBかわら版 2020年11月号より
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 今年もアイツがやってくる!! 2020Withコロナ!
         
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秋から冬にかけ、毎年恒例のインフルエンザ流行期がやってきま
す。ただし、今年は今までとひと味もふた味も違う冬ですね。
それは、新型コロナウイルス感染症拡大も起きているということ。
発熱等の症状がある方が増えることで、検査や医療の需要が急増
する可能性が危惧されています。
そこで今回は『インフルエンザWithコロナ』に関するお話です。

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★ インフルエンザと新型コロナを比べてみた ★
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【似ている点】
・感染経路は同じ!!飛沫感染と接触感染!
・発熱や頭痛、全身倦怠感など、インフルエンザでも新型コロナ
 でも同じような症状がみられることが!
・どちらも高齢者や基礎疾患を有している方が、重症化しやすい。
 
   ※新型コロナウイルスによる肺炎が重篤化した場合は、人
    工呼吸器など集中治療が必要となり、季節性インフルエ
    ンザよりも入院期間が長くなる事例も報告されている。
 
   ※若年層の方でも、サイトカインストームと呼ばれる過剰
    な免疫反応を起こして重症化する事例も報告されている。

【異なる点】
・インフルエンザは、治療薬とワクチンが確立されているが、新
 型コロナウイルスについては確立までは至っていない。
・新型コロナは、無症状感染者でも感染力を持つ可能性が高い。

プチメモ ~感染したらいつまでお休み? の違い~

【インフルエンザ】 約5~7日
参考までに、学校保健安全法では、インフルエンザによる出席停
止期間を『発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日(幼
児にあっては3日)を経過するまで』としています。ただし、病
状により学校医その他の医師において感染の恐れがないと認めた
ときは、その限りではありません。

【新型コロナ】 約10日~ 
発熱等の症状が出てから7日~10日程度経つと、新型コロナの感
染性は急激に低下することがわかってきました。そのため、入院
や療養生活が始まってからの期間の経過や各種検査の結果を総合
判断して、元の生活への復帰が判断されることになります。
また、濃厚接触者と判断された場合には、保健所指示の下、検査
の実施や、14日間の健康観察と不要不急の外出を控えることが求
められます。

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★ 発熱などの症状が見られたら、どうするの? ★
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発熱などインフルエンザか新型コロナか見分けがつかない症状が
ある場合には、どうすればよいのでしょうか?

厚生労働省ホームページ 新型コロナウイルスに関するQ&A
(一般の方向け)【令和2年10月9日時点版】によると・・・

『まずは身近な医療機関に相談してください。政府では、これら
の感染症が秋以降に増えても対応できるよう身近な医療機関で診
療・検査や電話相談が受けられるように体制の整備を進めていま
す。』
となっています。
また、季節性インフルエンザに加え、新型コロナウイルスの検査
についても、地域の医療機関で簡易・迅速に行えるような検査体
制の確保も進められています。
もし、身近な医療機関に相談する際は、院内感染のリスクなども
考慮し、すぐに受診ではなく、電話などで事前に連絡を行い、受
診時間や受診方法の指示を受けるようにすることも大切です。

◆TOPICS◆
2020年10月14日公布、10月24日施行
新型コロナウイルス感染症を指定感染症として定める等の政令の
一部を改正する政令等について(施行通知)
 https://www.mhlw.go.jp/content/000683018.pdf

新型コロナウイルスでの入院勧告・措置の感染者を、原則65歳以
上の高齢者や、呼吸器疾患や基礎疾患を有する方、その他厚生労
働省令で定める方々へ限定されることになりました!

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★ 予防・対策、インフルもコロナも基本は同じ!! ★
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日本と季節が反対の南半球オーストラリアでは、この冬、インフ
ルエンザと新型コロナウイルスの同時流行はなかったようです。
その要因は、インフルエンザワクチン接種率が非常に高かったこ
と、新型コロナウイルスの感染防止対策がとられていたことがあ
ると考えられています。
つまり、重要ポイントは
『感染予防・対策』と『インフルエンザワクチンの接種』 です。

『感染予防・対策』
先にご紹介いたしましたが、インフルエンザも新型コロナも感染
経路が同じです。
ということは、感染予防・感染対策は同じでいいんです!

・3密【密閉空間・密接場面・密集場所】の回避
・正しい方法でのマスクの着用
・外出後のうがい・手洗いの励行
・十分な栄養や休養で免疫力を高める
・十分な加湿や換気            など

  ※手洗いやマスクのつけ方の動画も見ることができます!
  厚生労働省 新型コロナウイルス感染症について 
  健康や医療相談の情報
 https://www.mhlw.go.jp/stf/covid-19/kenkou-iryousoudan.html#h2_1

『インフルエンザワクチンの接種』
ワクチン接種によって感染することや発症することを完全には予
防出来ませんが、高齢者においては死亡の危険を80%、入院の危
険を約50~70%減らすことが期待できます。
今年は、過去5年で最大量のワクチンが供給される予定となってい
ます。65歳以上の定期接種対象の方、基礎疾患をお持ちの方も含め
まだインフルエンザワクチン接種がお済でない場合には、感染予防、
重症化予防のために、医療機関に相談してみましょう。

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★ 最後に・・・ ★
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冬は、気温が低く乾燥した季節であるため、今回注目したインフ
ルエンザだけではなく、胃腸症状が主となるノロウイルスやRSウ
イルスなど、多くの感染症が流行期となりますが、感染予防対策
は基本的には同じです。
不安を感じ怯えて過ごすのではなく、「かからない」「拡げない」
ための予防方法や対策、正確な情報を知り「正しく恐れる」こと
が大切です。
また、身近な医療機関やかかりつけ医の情報もぜひ確認しておきま
しょう!

 こちらも参考に。
  ↓  ↓
健康づくりかわら版 2018年10月号 「インフルエンザ流行に備えよう!」
https://www.jpm1960.org/kawara/kawaraban/post-27.html

※今回の記事は次の資料を参考・引用して作成いたしました。
・一般社団法人日本感染症学会提言 今冬のインフルエンザとCOVID-19に備えて
http://www.kansensho.or.jp/modules/guidelines/index.php?content_id=41
・厚生労働省ホームページ 新型コロナウイルスについて
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
・厚生労働省ホームページ 新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)【令和2年10月28日時点版】
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html
・厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策推進本部 
 次のインフルエンザ流行に備えた体制整備について
https://www.mhlw.go.jp/content/000667888.pdf
・首相官邸 インフルエンザ(季節性)対策
https://www.kantei.go.jp/jp/headline/kansensho/influenza.html
・NHK NEWS WEB 新型コロナと「インフルエンザ」NHK特設サイト 
https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/influenza/
                              以上